羊を逃がすということ

今日ある本が明日もあるように

【書評】ゲーテはすべてを言った | 歴史は繰り返さないが、韻を踏む【鈴木結生】

久し振りの書評である。 ここしばらく、プライベートが何かと忙しくて、ついついブログに手が伸びなかった。そうは言いつつ本は読んでいたのだけれど、小説というよりビジネス系のものが多く、このブログの趣旨にも合わないので、書くことがなかったというの…

【雑記】これまでの話と、これからの話

書評ブログと名乗っていながら、本を読む暇がまるでなかった。言い訳をすると、仕事が忙しかったのだ。とは言え、通常業務が極端に増えたとか、そういう話ではない。転職活動やら退職の手続きとやらで、プライベートの時間が確保できなかったというのが、実…

【雑記】四十九日にエロ本を探す|故郷紀行

伯父が亡くなった。享年六〇だった。 伯父については過去に何度か記事にしているので、興味のある方はご一読いただければと思う。先日、その伯父の四十九日があった。休みを取ることが出来たので、私は故郷へと戻った。 伯父が亡くなってから、地元に戻る機…

【書評】耳に棲むもの|耳に纏わるざらついた物語【小川洋子】

随分長い間が空いてしまった。 12月以降、他界した伯父の後始末であったり、年末年始のごたごたであったりで、すっかり無沙汰になってしまった。気付けばクリスマスもとうに過ぎ去り、早くも新年である。皆様、明けましておめでとうございます。どうぞ今年…

【書評】ショートケーキは背中から|能動的に食べるということについて【平野紗季子】

年の瀬が近付くと、やることがどんどんと増えていき、気付けば忙殺の日々を過ごしている……と思いきや、やっていることは転職のための勉強であったり、忘年会の徹夜カラオケであったり、実はほどほどに暇なのかもしれない。時間を無駄にすることに関しては一…

【月ベスト】11月に読んだベスト本|すべての、白いものたちの

ご無沙汰しております。最近、ちょっと身辺がばたばたしておりまして、更新が滞っておりました。漸く一息つくことが出来たので、ブログを再開いたします。 さて、該当月のベスト本を紹介するコーナーである、「月ベスト」である。気持ちだけは月末に仕上げる…

【雑記】グッドバイ|故郷紀行

伯父の葬式が終わった。 向かう道中、サカナクションの「グッドバイ」を聴いていた。最近、YouTubeでこの曲に関するご本人の解説があって興味深かった。マジョリティに対する別れの曲なのだそうだ。剥き出しの感受性のまま生きていくのは、苦しいことなのだ…